
深場の釣りを本気でやりたいなら、竿選びが釣果を左右する…らしい。
正直なところ、「アナリスタークラスで十分じゃないの?」と思っていた。この前買ったし、そこそこ高かったし(2.3万円)…。
でも周りのベテランから
本気でアカムツやオニカサゴを狙うなら、メタリアの感度というかなんというか…とにかく別次元だよ…!
と言われ続けて、ついに購入したのがダイワ メタリア中深場 82 MH-185。
8:2調子の先調子モデルで、積極的に仕掛けを動かして食わせる「攻めの中深場」に特化した一本。実際に使い込んでみて感じた率直なインプレをまとめていくので、よければ参考にしてみてください。
ダイワ メタリア中深場
82 MH-185の基本スペック

まずは基本スペック・仕様をさらり紹介。
基本スペック:ダイワ(DAIWA)
メタリア中深場(82 MH-185)
| 公式アイテムページ | ダイワ(DAIWA) |
| 全長 | 185 ㎝ |
| 継数/仕舞寸法 | 2/97 ㎝ |
| 標準自重 | 190 g |
| 調子 | 8:2調子 |
| オモリ負荷(号) | 80-150 |
| おすすめ度 |
4.90
|
- 超弾性チタン合金穂先「メタルトップ」で圧倒的な手感度
- 8:2先調子による高い操作性・即掛け性能
- 大型の魚が掛かっても安心して対応可能なパワー
- 軽量・高強度・高感度のカーボンファイバー入りエアセンサーシートを採用
名前の通り『中深場〜深場』特化のメタリア中深場です。感度と操作性に徹底フォーカスした一本であり、「メタルトップ」と呼ばれる超弾性チタン合金穂先を採用し、水深200m超の底付近のわずかなアタリも手元に届けてくれるとのこと。
搭載テクノロジーをざっくり解説
メタリア中深場に搭載されている主な仕様は以下の通り。
超弾性チタン合金穂先「メタルトップ」

このロッドの心臓部とも言えるのがメタルトップ。カーボンソリッドとは素材が根本的に異なり、超弾性チタン合金ならではの「金属の振動伝達率の高さ」が、中深場釣りで絶大な威力を発揮します。
水深150〜200mの世界では、仕掛けが着底した瞬間の感触や、魚が餌を吸い込む「コツン」というアタリが非常にわかりにくい。そこでメタルトップの出番。金属が振動を逃がさず手元まで届けてくれるため、カーボン穂先では見逃しがちなアタリも明確に捉えられます。
注意!
ただし、5℃以下の低温環境では超弾性チタン合金の特性上、穂先の戻りが若干遅くなることがあるので、真冬の早朝釣行では注意が必要です(気温が上がれば自然に戻ります)。
エアセンサーシート

カーボンファイバー入りのリールシートで、軽量・高強度・高感度を一気に実現。手に響く「反響感度」にこだわった設計で、穂先から伝わる振動をシートで殺さず手のひらへ届けてくれます。
X45:ネジレ防止の最適構造
ブランクス全体に採用されているのがダイワ独自のX45構造。従来の0°・90°のカーボン繊維配列に加え、±45°のバイアスクロスを巻くことでネジレを抑制。これによりパワー・操作性・感度が飛躍的に向上しています。
中深場で大型のオニカサゴや赤ムツが掛かった際の突っ込みに対しても、ブランクスがネジレずに力をしっかり伝えてくれる安心感があります。
V-JOINT:2ピースでも曲がりが美しい
継部にバイアス構造のカーボンシートを採用することで、継竿でもワンピースに近い均一な曲がりを実現。2ピース仕様なので持ち運びにも便利でありながら、曲がりのスムーズさは申し分ない仕上がりです。
【実釣レビュー】使ってみてわかった「感度」と「操作性」の本音

スペックと技術説明は他のサイトでも読めるところ。
ここからは実際にオニカサゴ釣りで使用してみて感じた率直なインプレをまとめていきます。
水深200m超でも手元に届く!
メタルトップの「手感度」
正直、使う前は
感度なんて正味そんなに変わらないでしょ…
と半信半疑だった。
でも実際に使い始めて最初のオニカサゴ釣行で考え方が変わった。
というのも、最初は「アナリスターでも十分でしょ…」と思ってたんだけど、これが全然釣れなくて…。

とはいえ、左舷で竿を出していたオジさんはめっちゃ掛けてるので魚はいるはず…。。
で、思い切って話しかけに行ったら、
竿の硬さは何にしてる?
今日は当たりが弱いから、アタリが感じられなかったら厳しいかもよ…
とのこと…。
おそろしくなったので、竿をメタリア中深場にしてみたところ、
コツン……

と小さいながらもアタリと魚を拾えるようになった…!
根魚が餌を吸い込む「フワッ」とした居食いのような微妙なアタリも、穂先にごく小さい変化として現れるのがわかった。
これはカーボン穂先のロッドでは正直曖昧だったアタリな気がしたので、「竿によってホントに釣果って変わるんだなぁ…」と思わざるを得なかった。メタルトップ、ガチっぽいこれ…。
8:2調子の先調子が生む
「即掛け」の爽快感
82 MH-185は8:2の先調子。
穂先から2割程度しか曲がらないシャープな設計なので、アタリにアワセた瞬間が非常に最高に気持ちいい。
しばらくして、
コツン…、と当たったので一呼吸おいて、グッと竿を立ててリールを巻くと
ゴン…ゴンッ…!!!
と、今までにない強い引き!
130mを引っ張ってきても全然引きが衰えることのなかった魚の正体は…

デカオニカサゴ!!
水面でバッシャンバッシャン暴れ泳ぐオニカサゴの引きをいなし、無事に上がってきてくれました。この一匹だけでも購入した甲斐があったと思わせてくれたメタリア中深場でした。
オモリ負荷80〜150号の懐の深さ

中深場で主に使う100〜130号の錘はもちろん、150号を背負わせてもブランクスが全く音を上げない。潮が速い日や深場の釣りでも、重い錘をしっかり「感じながら」操作できるのが素晴らしかった。
1.85mというレングスは、一般的な中深場ロッド(2m前後)と比べてやや短めだが、その分取り回しが良く、狭い釣り座でも扱いやすい。特に乗合船での使用は快適でした。
エアセンサーシートの握り心地

その後も釣れ続けたオニカサゴ。
自重190gは中深場ロッドとしては標準的な重さであり、長時間の手持ち誘いでは腕への負担は感じるものの、エアセンサーシートのフィット感の良さで余計な握力が不要な点は◎。

手返しを繰り返す誘い釣りでも、後半まで疲労が蓄積しにくい設計になっていた。
ちなみに、持ち帰りサイズの最大は

39㎝!
はじめてのオニカサゴ釣りで良いサイズを釣らせてくれて大変満足な釣果になった。
高いだけあるわ…

価格帯(実売4万円前後)は安くはないけれど、中深場を本格的にやるなら十分すぎる投資だと思う。なにより、この竿じゃなかったらアタリすら拾えず、何も釣れず、有給が無駄になり、ただ疲労感が残ったかもしれない…と考えると、マジで買っておいて良かったなぁ…と…!!!

魚の活性が悪く、アタリがふわふわしている海況でもリアルタイムで手元に伝わってくる感覚は、それまで使っていたカーボン穂先ロッドとは明らかに違った。
「感度が良い」という言葉の意味を体感できた一本、という感じ。アナリスタークラスと使い分けのために買っておいた価値は間違いなくありました。「道具が釣果を変える」ことが実感できまっせ。
ダイワ メタリア中深場
各モデルの対象魚と使いどころ

各モデルの対象魚は上のような感じ。
メタリア中深場 他モデルの紹介

抜群の釣果をもたらしてくれた82 MH-185以外のモデルについても参考程度に紹介します。
しなやかで汎用性の高いモデル:
メタリア中深場 73 M-200
最も汎用性が高いとされる73 M-200モデルです。
値段の割に多種多様な魚種に対応しており、ビシアジやイカ、ライトキンメにも十分なパフォーマンスを発揮するとのこと。オモリ負荷60〜150号に対応しており、アマダイから中深場の根魚まで幅広く使える。初めて中深場ロッドを買う人や、どれか一本選ぶなら73 M-200も良いかもしれません。
深場・大型対応モデル:
メタリア中深場 73 HHH-200
オモリ負荷120〜300号以上に対応した最ヘビーモデルです。
ライトキンメやより深い場所(300m超)を狙う際に選択されるモデルで、オモリ負荷200号~250号のアカムツ釣りにも良く選ばれている印象。大型のクロムツの連掛けや、多少 強引にやり取りしたい場面で頼りになります。
インプレ総括:
メタリア中深場 82 MH-185

「道具が釣果を変える」
ということを改めて実感させてくれたメタリア中深場だった。メタルトップの感度・8:2先調子の操作性・X45のパワー伝達、この三拍子が揃ったことで、アカムツ・オニカサゴ釣りへの向き合い方が変わりました。「待ち」から「攻め」へシフトしたい中深場アングラーには、間違いなくおすすめできる一本です。
色々なモデルがあるけど、82 MH-185はその先調子の特性上、
「置き竿で待つ釣り」
ではなく
「積極的に誘って掛けにいく釣り」
に向いていると思います。短くて取り回しやすいし竿も硬いので、持ち重りも他モデルに比べて少ない。オニカサゴ・アカムツのような底取りが超重要な釣りと非常に相性が良い気がするので、是非ご検討してみてはいかがでしょうか。






