
しっかりした竿のハイエンド
というスタンスがシマノの25ミッドゲームXRという竿です。
普段僕が楽しんでいるライトゲームは60〜80号のオモリが基本なので、別にライトゲームXRでも十分対応できる。のですが、100号以上のオモリを使った中深場まで楽しむのであればミッドゲームXRがおすすめとのレビューが多く、実際に使ってみました。
実釣レビューについても細かく解説していきますので、よければ参考にしてみてください。
概要
シマノ 25ミッドゲームXRとは

ざっくり言うと、「船釣りのミッドレンジ(水深30〜200m超、オモリ40〜200号)を1本でカバーできる、手持ち誘い特化のゲームロッド」です。
シマノのゲームロッドシリーズには軽量タックル向けの「ライトゲーム」、その上位に位置する「ミッドゲーム」というラインナップがあります。ミッドゲームXRはその最新版(2025年発売)で、ライトゲームでは少し心許ない重めのオモリや引きの強い魚を、しっかり手持ちで「楽しみながら」釣るための設計になっています。
ラインナップは全9モデル(調子:6:4、7:3、8:2 × 硬さ:M〜HH × 長さ)。今回使用したのは73H190。アカムツ・アマダイ・コマセアジ(120号前後)に◎〜★評価のモデルで、1.9mの短さで取り回しがよく、200号まで対応できるHクラスのパワーが魅力です。
基本スペック:シマノ
25ミッドゲームXR 73H190
| メーカー | シマノ(SHIMANO) |
| 全長 / 継数 | 1.90m / 2本 |
| 仕舞寸法 | 119.4cm |
| 標準自重 | 187g |
| 錘負荷 | 50〜200号 |
| 穂先 | タフテック∞(カーボンソリッド) |
| カーボン含有率 | 82.5% |
| おすすめ度 |
4.50
|
- Xシート テクニカルガングリップ搭載で一日手持ちしても疲れにくい
- カーボンモノコックグリップによる「第三の感度」で海底情報がより鮮明に
- タフテック∞カーボンソリッド穂先で目感度と喰い込みを両立
- 50〜200号の幅広い対応でアマダイからアカムツ・オニカサゴまで1本でカバー
搭載テクノロジー
25ミッドゲームXRの特徴をざっくり解説
Xシート テクニカルガングリップ

XRシリーズ最大の目玉がこれ。前作(ミッドゲームCI4+)と比べたときに真っ先に気づくのがグリップ形状の変化です。
従来のエクストリームガングリップをダウンサイジングし、フロントにトリガー部を追加した新設計。手のひらを包み込むように握れて、手首が自然に真っ直ぐに近い角度でキープできるため、誘いを続けていても手首への負担が格段に少ない。左右共用設計なのも地味に嬉しいポイント。
カーボンモノコックグリップ(第三の感度)

リアグリップをカーボン一体成型で中空構造にした「カーボンモノコックグリップ」。
シマノは感度を「目感度(穂先の動き)」「手感度(手が触れた箇所から伝わる振動)」に加えて、脇や肘に当てたときにも振動が伝わる「第三の感度」と呼んでいます。置き竿時でも腕に当たるだけでアタリを拾えるのは確かで、実釣で「あ、さわってる?」と気づいた瞬間が何度かありました。
タフテック∞ + ハイパワーXソリッド穂先
一般的なカーボンソリッドに比べて「巻き込み強度3倍・巻き込み量5倍(当社比)」というシマノの最強穂先素材タフテック∞を採用。さらにソリッド部をカーボンテープで補強するハイパワーXソリッド構造を組み合わせることで、柔らかく曲がるのにネジレに強い、扱いやすい穂先に仕上がっています。
ライトゲームBBのグラスソリッドより目感度はシャープ。アマダイ特有の「コツン」という軽いアタリも明瞭に見えました。
スパイラルXコア

ブランクスの基本構造がスパイラルXコア(高強度樹脂を用いたカーボンテープをX状に巻き上げる構造)。ネジリ強度1.4倍、つぶれ強度2.5倍(一般的な構造比)というだけあって、200号クラスのオモリを背負ってもブランクスがしっかり安定した曲がりを保ちます。ライトゲーム系と比べると「腰がある」という表現がぴったりな感じ。
【実釣インプレ!】
シマノ 25ミッドゲームXR 73H190

スペックと技術説明は他のサイトでも読めるところ。
ここからは実際に相模湾のアマダイ釣りで使用して感じた、率直なインプレをまとめていきます。
『タフテック∞』×『ハイパワーXソリッド』
圧倒的な穂先感度

25ミッドゲームXRで特筆すべきのが、穂先の感度の高さ。
穂先には「タフテック∞+ハイパワーXソリッド」が採用されており、繊細なアタリをとらえながらも折れにくい強靭さを両立しています。一般的なソリッドと比べて巻き込み強度3倍・巻き込み量5倍というスペックは伊達ではなく、73H190のHパワーをもってしても、小魚の繊細なコツン、コツンというアタリをしっかり穂先が拾ってくれます。
当たった!!
けど、なんか変な引きするな…
と思ったら、

めっちゃフグに噛みつかれてました。
仕掛けの先で起こっている事象についても察知できるような穂先感度がGOODでした。
リアグリップをカーボン一体成型
目・手につぐ第三の感度
リアグリップをカーボン一体成型で中空構造化したことで、目・手につぐ第三の感度として海中の情報が体全体に伝わってきてた気がします。底についたかどうかの判断や、アマダイの前アタリを読む場面でこの感度の恩恵を実感できるでしょう。
なんかもぞもぞしてる気がするな…
と思い、竿先をヒョンっと上げてみたらリアクションバイト。

そこそこ良いサイズのアマダイが釣れました。
カーボンモノコックグリップを脇に挟んだとき、海底のガリガリとした地形の変化や潮の重さが指先だけでなくグリップ全体から伝わってくる感じがあり、状況判断がしやすかったです。

アマダイは底から少し上げた位置がポイントなので、底の情報が多いほど有利。
タナを正確に取りやすくなった印象があります。
パワーと張りがあるから
アクションが付けやすい
長すぎず、そこそこ硬い73H190なのでアクションがしやすいかったです。

Xシート エクストリームガングリップが手にフィットして、なおかつ短めのレングスが功を奏して、アクションをつけやすいためリアクションバイトを誘発しやすかった気がしました。
また、ゲームロッドとしての「曲げる楽しさ」もしっかりあり、あまり引く魚ではないアマダイでも最後まで楽しく釣りが出来ました。アマダイは口が柔らかいのでゴリ巻きは厳禁ですが、Hクラスながら穂先のしなやかな追従感のおかげでバレずに取り込めた場面が何度かありました。
どのモデルを選ぶ?
25ミッドゲームXR おすすめ番手ガイド


9番手もあってどれを選べばいいか分からないんだけど…??
という方のために、シマノ公式の対応釣種表+実際に使ったインプレ(レビュー)をもとに、釣り方別でまとめました。
← 表は横にスクロールできます →
| モデル | 調子 | 錘負荷 | こんな人に |
|---|---|---|---|
| 64M230 | 6:4 | 40〜120号 | コマセ五目・コマセマダイ・タイサビキで喰い込みを重視したい人 |
| 64MH240 | 6:4 | 50〜150号 | ワラサ・ノマセ釣り・落し込みで曲げの楽しさを味わいたい人 |
| 73MH190 | 7:3 | 40〜150号 | ノマセ・アマダイで操作性を重視、穂先の喰い込み感を活かしたい人 |
| 73MH230 | 7:3 | 40〜150号 | 波のある海況・ノマセでしっかり喰わせたい人、青物の引き込みをいなしたい人 |
| 73H190 | 7:3 | 50〜200号 | アマダイ・アカムツ・コマセアジ(120号)など幅広く1本でカバーしたい人 |
| 73H230 | 7:3 | 50〜200号 | 中深場のクロムツ・アカムツ、波が高い日に仕掛けを安定させたい人 |
| 73HH210 | 7:3 | 80〜250号 | 200m超の深場・高負荷仕掛けでもパワー負けしたくない人 |
| 82MH180 | 8:2 | 40〜150号 | ヤリイカ・テンヤタチウオ・カットウフグでアクションをキビキビ付けたい人 |
| 82H190 | 8:2 | 50〜200号 | 中深場の底取り重視・アタリを積極的に掛けにいく人、200m下でも感度を求める人 |
喰い込みと曲げの楽しさ重視
25ミッドゲームXR 64M230
コマセ五目・マダイ・タイサビキなど繊細な口の魚を連掛けしたいシーンに向くのが64M230。穂先が深く入るため追い喰いを促しやすく、巻き上げる瞬間の「満月になる曲がり」が楽しめます。64MH240はそれより一段パワーアップした番手で、ワラサ・ノマセ釣り・落し込みなどで青物の引きをしっかり受け止めつつ、全身でしなる釣り味を楽しめます。
喰い込みと曲げの楽しさ重視
25ミッドゲームXR 73H190
ミッドゲームXRの主力がこの7:3調子5機種。MH〜HH、190〜230と幅広く、エリア・海況・ターゲットで細かく使い分けられます。
MHの2機種は穂先がしなやかで喰い込み重視。
190は操作性を活かした手持ち誘いに、230は波がある日に仕掛けを安定させるのに向いています。
Hの2機種は錘負荷が50〜200号とワイドで、アマダイから中深場のアカムツ・クロムツまで対応できる懐の深さが魅力。相模湾でアマダイを狙うなら取り回しの良い73H190が最適で、荒れた日や200号を常用する場面では73H230を選ぶとよいでしょう。
73HH210はXシート エクストリームガングリップを搭載した高負荷特化モデル。錘250号対応でビーストマスター2000との組み合わせが推奨されており、深海域の大型ムツ・キンメを狙う場面で本領を発揮します。
感度と底取りの鋭さで選ぶ
25ミッドゲームXR 2H190
穂先に張りがあり、誘いの動作がダイレクトに伝わる8:2調子。82MH180はヤリイカ・テンヤタチウオ・カットウフグなどアクション重視の釣りに向き、仕掛けのキビキビした操作が得意です。82H190はシマノインストラクター吉田さんが「200m下の海底の様子、アタリが手に取るようにわかる」と評した高感度モデル。中深場でアタリを積極的に掛けにいくスタイルの方に強くおすすめします。
インプレ総括:
25ミッドゲームXR

テクニカルガングリップとカーボンモノコックグリップが組み合わさって、船釣りの「疲れにくさ」と「感度」が一段上に行ったというのが総括かしらん。
ライトゲームXRで十分かどうか迷っている方へ伝えると、

アマダイや中深場を本気でやりたい
長時間手持ちでも疲れたくない
感度をもう一段上げたい
という思いが強ければ25ミッドゲームXRの5万円の差額は十分に価値があります。逆に
たまにライトゲームをやる程度
であればライトゲームXRが良いかと思います。
とにかく良い竿であることは間違いないので是非、検討してみてくださいませ!









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